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アロワナ
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アロワナ、それは単なる観賞魚というにはあまりに荘厳で美しく、他の観賞用の熱帯魚とは一線を画す存在といっても過言ではありません。
世界の数箇所に生息するアロワナは大まかに5種類の分類がなされています。南米に生息する『シルバーアロワナ』『ブラックアロワナ』とオーストラリアに生息する『スポッテッッドバラムンディ』『ノーザンバラムンディ』とインドネシア、マレーシアに生息する『アジアアロワナ』の五種類が存在します。
基本が銀色で剣のような、おおまかな形こそよく似ている世各地の熱帯の大型淡水魚のアロワナですが、その生産地によって性格や色合いはずいぶん異なります。たくさん取れる南米のものは元気なのですが、美しくないと言うことで人気は低く、アジアアロワナは逆に希少価値も加わって大人気です。
これらの世界中の熱帯の川にいる、どこにでもいるかのような大型古代魚アロワナなのですが、人気のアジアアロワナなどの野生種は現在、日本では買うことも売ることもできません。
アジアアロワナは不幸なことにその類まれな美しさゆえに、観賞用として高価で売れることから乱獲が後を絶たなかったのです。もともとの生息数も少なかったので激減したのです。
現在では有名なワシントン条約によって保護される貴重な生物の一部として世界中あらゆる国家間での輸出入に厳しい制限をかけられています。当然ながら、野生のアジアアロワナが日本へ新しく来ることはありません。
ところが実は、アジアアロワナは実は日本に定期的に輸入され、販売されているのです。
アジアアロワナの希少価値に目をつけたのは東南アジアの華僑たちです。彼らの手によってアジアアロワナの養殖が始まり、大量生産とは行きませんが、日本にもコンスタントに輸出されるようになりました。
おもしろいことにアジアアロワナの美しさは、養殖で純血種交配を繰り返すことでどんどんアップしていきました。それまでめったに出ないとされていた色のアロワナがどんどん増やされつつあります。
アジアアロワナの種類は具体的には5種類になります。これには細かい分類もあるのですが、ブリーダーごとの勝手な命名を廃して分類知れば以下です。『紅龍(スーパーレッド)』『過背金龍(マレーシアゴールデン)』『紅尾金龍(インドネシアゴールデン)』『青龍(グリーンアロワナ)』『黄龍(バンジャール)』です。
もちろん、養殖魚と密漁された天然魚を見分けるためのマイクロチップの埋め込みなど、この養殖には大変な手間がかかっています。
ということでアジアアロワナ、養殖とはいえ、生産管理も大変なことから決して安く手に入る魚ではありません。例えば過背金龍は30万円から300万円と、とんでもない値段です。生きる宝石といってもいい。でも、それだけの魅力がアジアアロワナにはあるのですね。
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